Seguso Vetri d'Arteは1933年にNapoleone Barovier とLuigi Olimpio FerroとAntonio Segusoとその3人の息子よって設立されたムラノガラスを代表するブランドの一つです。(元々はArtistica Vetreria e Soffieria Barovier Seguso e Ferroで1937年にLuigi Olimpio Ferroが会社を去った後に改名)
当初は人や動物、植物などのオブジェが多く、当初の芸術監督はVittorio Zecchinでした。(~1934年まで)
Seguso Vetri d'Arteの印象の強いガラスとして1934年から芸術監督として、働き出した元々陶芸家であったFlavio Poli(フラヴィオ ポーリ)の北欧のガラスのようなガラスの色味の層が際立ったシンプルな形状のSommersoガラスが挙げられます。
それらはAntonio Segusoの息子である1950年代にマスターグラスブロワーとして働いていたAngelo Seguso(アンジェロ セグーソ)が作成していました。(兄はArchimede Seguso(アルキメデ セグーソ)1942年まで同社でマスターグラスブロワーとして働いており、在籍時には彼の得意とするマッセーロと呼ばれる技術を利用したモデリング技法を使ったガラス目立ちます。)
熱気に溢れていた50年代に、ヴェニスビエンナーレにて強烈な印象を与えるガラスを製造しており、その時代を語る上で必ずSeguso Vetri d'ArteでのFlavio Poliのデザインは欠かせないものとなっています。
1962年Poliが会社を去った後はその地位を、アシスタントであったMarco Pinzoniが引き継ぎ彼のデザインを引き継いだSommersoガラスが主でした。
1970年代以後芸術監督が変わると外部とのコラボレーションも盛んに行われておりました。