3-sommerso

3-sommerso

Sommerso(ソメッソ)とはガラスを重ねレイヤーを作る技術でsubmerged ガラスとも呼ばれます。

それゆえに、重くて分厚いガラスです。

1930年代にVeniniの芸術監督であった建築家Carlo ScarpaによってVeniniで最初に使われました。

Sommersoガラスは泡ガラスや金箔などを使いレイヤーを作るものや、透明なガラスを最後に被せることにより色の層をハッキリと表すものなどがあり、他の技法と併用されることも多いです。

代表的な例としては、Seguso vetri d'ArteでデザイナーFlavio Poliによってデザインされた”Valva” をはじめとするハッキリと色の分かれたものや、Cenedese で1960年にデザイナーAntonio Da Rosによって発表された”Contrappunto"など幾層にも色の層が重なったもの、Carlo Scarpaのbollicineと呼ばれる泡ガラスに金箔やスポンジのような独特のPulegosoガラスなどを重ねて作られたものがあります。

Sommersoは透明なレイヤーを重ねることにより、厚いガラスに軽やかな視覚的印象を与える点がポイントです。ムラノガラスを調べると様々なところで目にし幅広く使われている技術です。

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