Alfredo Barbini(アルフレッド・バルビーニ)

Alfredo Barbini(アルフレッド・バルビーニ)

ガラスの伝説的な職人であり、デザイナーでもあり、自分の名前をスタジオをかまえ独立したバルビーニ。アルフレッド・バルビーニとのガラスの出会いはロバートメープルソープの遺品オークションカタログの中に掲載されていた"sasso vase"というガラス表面に刻み加工がされていた、生命の灯火を可視化したような幻想的で、インパクトの強いものでした。

アルフレッドバルビーニは1912年にムラーノ島のガラス産業の伝統的な一族に生を受け、若干13歳からガラスブロワーとしてのキャリアをスタートしました。

1930〜40年代には S.A.I.A.R. Ferro Tosoなどさまざまなガラス炉で働き、特にZecchin Marttinuzziで若くしてNapoleone Martinuzziと共に働いた経験から大きな影響を受けました。

その後1946年Cenedese&Cのパートナー兼マスターブロワーとして数年所属したのち、1950年には自身のスタジオ「Vetreria Alfredo Barbini」を設立、息子と娘と共にスタジオと運営し続けました。

Sommersoをはじめ,彼の開発したScavo,得意としたMasselloなど様々な技術で、ガラスの伝統を踏まえつつ、明らかに新しい表現を使いガラスの可能性を広げつづけた伝説的なマエストロ。

彼について調べれば驚きに溢れたお気に入りのガラスがきっと見つかると思います。


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